今日を生きる
米国でのこのごろのクリスマスカードはたいてい家族の写真カードになっています。今回一番印象的だったのは40年来の友人、マーガリートとそのご主人のこの写真カードでした。
いつものように二人お揃いのシャツですね。
彼女は前は長々といろいろ1年間のことをレポート調に写真カードに添えて送ってきましたが、今回はこのカード一枚。
簡潔に聖書の言葉が裏に書かれていました。
Counting our Blessings(神様がくださった恵みを数えて)
そしてその後には、英語を訳しますと、「今日は神様が与えてくれた日、大いに楽しみましょう」という聖書の詩篇からの言葉が書かれていました。
これだけで十分でした。昨年は80歳を過ぎたデニスがアルツハイマーと宣告され、2階の寝室から、ベッドを一階におろしたということでした。ご主人に「窓からさしこんでくる朝日のような女性」といわれているマーガリートですから、そんな状況でも与えられている毎日を感謝して生きていることはこのカードからわかります。
二人とも前の結婚の時に子供が与えられてから、配偶者に去られ、そんなときに教会で出会って結婚。それから40年以上も相思相愛です。
最期までそんな夫婦でありたいですね。
来年も彼女から元気なカードがきますように。
竹下 弘美